今回の靴は自分用に、、、
私の足は幅がサイズの割に広く
かといって爪先をそのぶん余分に伸ばすのも好きではないので
コバの張り出し具合を中底の加工時から注視、、
スクイあとの切り回し、ソールの厚みとのバランスも好みをふんだんに贅沢にいれてみた
爪先の落ち方も実験の成果が出てきた模様、、、
アウトステッチはいつもの事ながら、No.13
麻糸による白ステッチをクリームで少し色調を整えて、、
底面は半カラスも良いなと思いつつ、シンプルに布海苔のみで仕上げ
オークバークの色味を残してみた
爪先はいつも蹴りまくってしまうため
スチールを装着、消耗具合はどれほどなのかをチェックしてみる
ヒールは水性の糊で仮留めし、ペイス(木釘)で締めて留める方法を選択、、、
塗料も今まで使用していたものから変えてみた
写真ではなかなか見えないが
このマットな表情が個人的にグッときてしまう
少し野暮ったいぐらいが好きなだけなんだけれど、、、
オフホワイトの革は鹿革を使用
鹿革の繊維層は牛と異なり繊維が立っているので
履きシワはツリーを入れてブラシで軽くこすればほぼもとの状態に戻ってくれる
しかも肉厚でやわらかい
履き心地はやはり気持ちのよい革
ウエスト部分はベヴェル、でもえぐりすぎないように
ヒールにつながるようにラインを調節、、
私の足のボリュームならまだ広くても良かったかもしれない、、
次の課題も見つかったことだし
作ったカイはあったようです