先日のU氏のボタンブーツの木型修正
足にはいろいろな形があり、当然作る側は試行錯誤をして足にあわせようとメジャーや今までのカン等というところで足を見る
私の場合、経験値である【勘】はベテランの職人の方のそれに到底かなうものではない
ならばがむしゃらに、想像力をフル稼働して足の肉の逃げ方や、部分的なあたり具合を触診などで見つけ出すしかないのである
もちろんその触診にすら、感じ取れない微妙な足の感覚がある…
それは細かな会話から感じ取り、自分の中で整理しながらカルテに書きとっていく
やはり、その人に合った靴を作るためには【会話】がかかせない
技量がまだまだな私にとって靴を作る上でのパートナーは、他ならぬオーダーしてくれる方なんだなと思う
木型に革で肉盛りをしてボリュームを調節
【木ヤスリ】で整えてちょうどいいところまで削っていく
この削りカスは気づかぬうちにかなり吸っており、「肺大丈夫かな」と若干心配になったりする
ひとまず7割がた終了
つま先のボリュームや細かい部分の修正はまだこれから…