今回は靴修理についてのお話その1
ハンドソーンウェルテッド製法の靴は中底(インソール)、アッパー(足の甲の部分を包んでくれている革)が傷んでいなければ履き心地はさほど変わらずソールのリペアが可能となる
まずは出し縫い(靴の外周をまわっている縫い目)の糸を、靴の断面に包丁を入れ、きれいに切り離す
ソールを丁寧に慎重にはがしていく
中にはコルクが敷き詰められている
5年履いた靴の中でも、コルクはきれいに形をとどめている
これらを取り外し、また後ほどの工程で新品を敷き詰める
ウェルト(写真:細い革)が中底と縫われている麻糸を切り離す