木型の素材
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靴を作る際になくてはならないのが木型(ラスト)

材質は木だけでなく、プラスチック製の方が多く出回っている

確かに「木」のラストは加工もし易く、革を足して修正する際も接着剤が浸透するのでしっかりと着ける事が出来る

海外の工房や大きなファクトリーでも、「木」素材のラストが壁一面に…という写真を雑誌などでたまに見かける
ただ、日本では環境のせいもあり、湿度変化の差が春夏秋冬でかなりあるため、吸湿性のある「木」素材のラストは管理が難しい
木は湿気を吸ってしまうので、乾燥する冬とじめじめする夏とでは水分量で体積が変化してしまうのである(もちろん目に見えないような微妙な変化だが)
下手をすると、ひび割れや、カビ、腐食などの恐れもある

それに比べ、プラスチックは体積量の変化もさほどなく、湿度、乾燥にも強い
ただ接着剤がつきにくく、修正の際は苦労するのだが…

個人としては「木」を使いたいのだが、さすがに木型の為に1年中エアコンは無理である
by kadohatsu | 2008-11-24 20:26 | Diary | Trackback | Comments(0)
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