靴を作る際、鉄の釘はなるべく使用せず木の釘である「ペイス」を使用するようにしている
ヒールは出来合のヒールではなく、約5ミリ厚の革を1枚1枚積み上げている
最近は接着剤が強力なものがあるので十分事足りるが、古い靴には、ペイスなどこういった天然の素材が使用されている
素材はサワラで出来ており、これが買うと1本あたりの単価がわりと高い
この素材の良いところは、釘と違い、錆が出ないので中底を痛めにくいことと、革の湿気を吸って膨張し、しっかりと締まること
しっかりと締まる事でブレがなくなり、ヒールの安定感を保ってくれる
また靴自体の加工の際、さらに一段階なめらかに仕上げる事が出来る